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スタイリング剤について

 

ヘアムース

 

スタイリング剤の種類と特徴①

現在、市販されているスタイリング剤の数は、約800アイテムあるとされています。
ドラッグストアで見ていてもいまいち何を選んでよいのか分かりませんよね~
ここで大まかにスタイリング剤の種類ごとの特長をご紹介します。まずは美容院でよく使う「ワックス」から、
整髪力や固定力の強いものから弱いもの、艶を付けるものや乾いた仕上がりになるものまで種類は豊富。
おもな成分としては水、固形油分(ミツロウ、カルバナルロウ、キャンデリラロウなど)、液状油分、界面活性剤からなり、固形油分によって点でホールドしながらスタイルをつくることができる。
ガッチリ固まらない手触りが実現できる一方、一般的には保持力に欠けるなどのデメリットもあります。
効果としては製品のタイプや使い方によりボリュームアップ、ダウン両用できます。
整髪力の違いで「ライトタイプ」と「ハードタイプ」に大きく分類され、
・ライトタイプは、適度な毛束感と癖づけ、自然な光沢をもつことが特長、ロング~ミディアム~ボブのパーマスタイルによく使われます。パーマの柔らかい質感とさりげない動きをつけるのに最適です。
・ハードタイプは、シャープな毛束感と高い保持力とマットな光沢があるのが特長、男性のショートヘアのヘアスタイルや女性のカジュアルなショートボブ~ショートによく使います。立たせる束感やスパイキーな質感、しっかりとしたうごきをつけるのに最適です。

個人的にはスタイルに合わせたセット力(ホールド力)と髪への馴染みやすさが重要かと思います。
基本的には上に書いたソフトタイプorハードタイプで選んでいただければよいのではないでしょうか?
また今ではスプレータイプのワックスやリキッドワックスなども出ているのですがその辺の細かい違いはサロンスタッフに聞いて見てください。

スタイリング剤の種類と特徴②

続いてヘアクリームです。
水、液状油分、高級アルコール、界面活性剤が主要成分で髪にツヤとしっとり感を与えてボリューム調節と軽い方向付けができる。
ワックスに似ているのですが、固形油分(ロウなど)が入っていないのでワックスほどのセット力はないがツヤのある質感や痛みが気になる毛先には有効、デメリットとしてはつけ過ぎるとベタッとする。とはいえ髪にはなじませ易いのでワックス特有のベタ付きが苦手な方にはオススメです。

フォーム(ムース) 整髪成分を泡状にしたもの、ガスが配合されているエアゾール製品で、きめの細かい濃密な泡をつくることができる。
ムースという呼び名が良く知られているんですが日本国内において化粧品・整髪料におけるムースは資生堂の登録商標である為一般的な商品名としてはフォームと呼ばれる。
容器内の原液は粘性や形状の制約がほとんどなく、新規な機能を追求することが可能。このメリットを活用し多くの製品が発売されています。
・ハードタイプ~セット樹脂により髪をハードにセットする。カリっとハリのある仕上がりを好む方におすすめ
・ナチュラルタイプ~高分子シリコーンを配合してサラサラ感をだしたり、ワックス成分で髪を固めずふわっとソフトな質感にするパーマのカールスタイルにおすすめ
・ウェットタイプ~水溶性グリコール類を多量配合して高いウェット感をだすタイプ濡れた質感のウェーブスタイルのおすすめ
・トリートメントタイプ~リンス成分や油分を配合してトリートメント効果をだすもの、ツヤを出したい方におすすめ

使い方としてはピンポン球2個分位を手に取り髪の中間~毛先中心に泡が消えるようにもみこみます
その後、ほぐすように髪をちらせば完成!
最近はあまり出番が少ない気はしますが原液の粘性、形状の制約がほとんどないことからまた新たな成分配合の新商品が出るかもですので注目しててもよいかもです。

スタイリング剤の種類と特徴③

ヘアスプレー 整髪成分やオイル成分をアルコールに溶解した原液を噴射剤と一緒にエアゾール容器に収めたエアゾール製品であり、細かい霧状に噴射させる機能をもつ整髪剤です。髪の表面に噴霧して髪型をしっかりと保持する機能のみならず、手ぐしでヘアスタイルを形成する目的や光沢や手触りを改善する目的で使用されるものも開発され、ハードタイプ、アレンジタイプ、グロスタイプに分類される。

・ハードタイプ ヘアスタイルを固定するセット力と耐湿性が強く、皮膜形成性能の高いセット樹脂(アクリル樹脂アルカノールアミン液など)を整髪成分として配合している。また少量の油分や湿潤剤を可逆剤として添加することにより、皮膜の硬さを調節しています。
落ちてきやすい前髪の内側にピンポイントでつけたり、男性はワックスで立たせたものをキープするのに有効です。
・アレンジタイプ ハードタイプと異なり、再整髪が可能な特性を有している。適度な粘着性と手触りの柔らかさに特徴があり、セット樹脂の選択、可逆剤(シリコーンや多価アルコール)、水を適量配合して調整しています。髪全体にスプレーする事で薄くつけれるのでワックスよりも重くならずに軽い仕上がり得られます。
また直接、髪につけれるので手をあまり汚したくない人にはお奨めです。
・グロスタイプ 光沢を付与するほか、手触りを改善する目的で使用される。主成分としてシリコーンやエステル油が配合され、セット樹脂は配合場合が多いです。
今コテを使用する方も増えてきていますがコテを巻く前に使用しコテ巻きのもちを良くするものもあります。

スタイリング剤の種類と特徴④

ヘアジェル
水と樹脂を練り合わせたゼリー状のもので強い整髪力がある。
ヘアジェルは粘性のあるゼリー状の水性整髪剤で、髪をハードに固定することを目的として使用される。
髪へのなじみがよく、ベタづかず、ゴワつかないハードなセット力で毛髪への密着性が高い特徴を有する。
整髪成分はカルボキシビニルポリマーやカラギナーンなどの水溶性高分子によってつくられる高粘度のゲルに、合成高分子(ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン・メタクリルアミド・ビニルイミタゾール共重合体など)を加えたものであり、硬くてウェットな仕上がり感が得られる。最近では形成したヘアスタイルの持続性を高めるために新たな合成高分子が開発されているそうです。
水性整髪剤なので濡れた髪にもなじみが良く、ウエットで髪につけた後ドライヤーでかたちをつけながらセットするというやり方もあります。

スタイリング剤の種類と特徴を大まかに代表的なもののみをご紹介しましたが今現在も各メーカーが思考錯誤しながら発売しております。また時代によって流行りというものもございます。(ひそかに男性の間でグリースを使ってる方も増えてるとか、、)
スタイリング剤は必ず使わなきゃいけない訳ではないですが素敵でおしゃれな髪型を造るには必要なもの、、、
参考になれば幸いです。分からない事があればスタッフまでご相談ください。

 

武蔵小杉 美容室 ムーンサウス
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定休日 火曜日

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