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髪は濡れるとどうなるの?~髪の成分と性質~

 

濡れた髪

 

こんにちは岡野です。

僕たちは当たり前のことなんですがもしかしたら知らない人もいるかも、と思い
普段何気なくやり過ごしている事や素朴な疑問をネタにしてみたいと思います。

その前に

髪はどういう組成かというと皮膚と同じ身体の内側で角化した細胞が表面に出てきたものです。
ただし皮膚とは異なり垢として自然にはがれることはなく、角化した細胞が集まった状態を保ちます。

髪のうち、毛根の深い部分だけは、分裂が盛んな生きた細胞ですが頭皮から現れた部分はすでに角化しています。
つまり普段ぼくたちが目にしている髪の毛は死んだ細胞の集まりなんです。

そして構成成分はというと、こんな感じ、、、

 

毛髪構成成分

 

雑なグラフでスミマセン…
髪の7割、ほとんどがケラチンタンパク質です。

さらに簡単にどういう構造かというと、こんな感じ、、

 

毛髪構造図

 

またまた雑な絵でスミマセン…
表面のウロコ状の所がキューティクル。例えるなら竹の子の皮の部分、

グレーの部分がコルテックス。タンパク質とメラニン色素、NMFの集合体

中心にあるのがメデュラで体内でいらなくなったものをためておくゴミ箱的なところだそう。

青色の部分はCMCと呼ばれる所で水、油、薬剤の通り道でコルテックスをくっつけてくれている所です。

コルテックス内部はもっと細かいんですが簡単にこんな感じ、、、

前置きが長くなりましたがまずは第一弾として・・

髪は濡れるとどうなるの?から、髪は濡れると柔らかくなります。

んん?当たり前?

と思う方もいるとは思う方もいるとは思いますがそこを真面目に考えてみたいと思います。

なぜ柔らかくなるかというと、髪が水分を含んで膨らむ(膨潤)から。

膨らむと髪の毛の中はどうなるかって~とこんな感じ、、、

 

毛髪断面図

 

コルテックスの間に隙間ができる。なおかつタンパクいつ同士をくっつけている水素結合ってのも切れちゃいます。要は手を繋ぎ合ってた仲間が水によって手を放しちゃう状態。髪の中は水によっててんやわんや、不安定な状態に、、

なおかつキューティクルの隙間にも水分があるので摩擦係数も高くなっています
髪は濡れると一番強度が下がるんです。

この状態で寝た日にはキューティクル達は枕で擦れて傷だらけ、、、
おまけに髪の中の不安定なコルテックス達もさらにさらにてんやわんや水分がなくなった頃には元いた場所に戻れなくなってしまい、別の場所でかたまっちゃいます。
濡れたまま寝ちゃうとキューティクルもキズついちゃうし、クセにもなりやすいです。

髪が濡れるとどうなるの?
の答えは髪が柔らかくなる→髪の強度が下がる→結果傷みやすくなるです。
なのでお風呂上りは絶対真っ先にドライヤーで髪を乾かしてください!

 

武蔵小杉 美容室 ムーンサウス
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定休日 火曜日

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