こんにちは!田村です(^^)/
今回から、わたしの番の時は『頭皮トラブル』について書いていきたいと思っています。
そもそも皆様、頭皮のケアはしていますか?
スキンケアに比べて後回しになりがちな頭皮ケア。
実は頭皮はとてもデリケートなんです!
かゆみや乾燥、フケ、ベタつき、においなどのトラブルが起こりやすいところです。
顔の肌質は知っていても、頭皮についてはわからないという方も多いのではないでしょうか?
まずは、顔の肌と頭の地肌の違いをご紹介します。
頭皮も顔など、体の他の部分の皮膚としくみは同じですが、毛髪がある分だけ皮脂腺や汗腺が多く、毛髪は毛根が長く皮脂腺の直径も大きいため、皮脂の分泌も盛んで、ベタつきやすいのが特徴です。
皮脂腺は顔の二倍以上、汗腺は手のひらや足の裏に次いで多くあります。
常に外部にさらされていることから汚れなどがつきやすく、細菌が繁殖しやすい環境です。
また、地肌は顔の肌よりも薄いため、過敏でバリア機能が弱くデリケートです。
顔に比べると鏡でのぞいたり、手で触れたりする機会が少ないため、頭皮のトラブルは気づきにくく、進行しやすいといわれています。
実は、7割もの人に赤斑、吹き出物、かゆみや乾燥、フケ、においなどの頭皮トラブルがあり、しかも春夏よりも秋冬の方が症状の発生率が高いということがわかっています。
フケの原因と種類
日本人が抱える頭皮トラブルの中で、女性の86%、男性の87%がフケで悩んだ経験がある調査結果が出ています。
地肌は自然にターンオーバー(新陳代謝)を繰り返しています。健やかな頭皮では、古くなった細胞が目に見えないくらいの垢となり、徐々に剥がれ落ちますが、何らかの影響でターンオーバーのリズムが早まると、まだ未熟な細胞が目に見えるくらいの大きさでごっそりはがれてしまいます。
これがフケの正体です。
フケには大きくわけて脂性フケと乾性フケの二種類があります。
脂性の湿ったフケの原因は、頭皮から分泌される皮脂の過剰分泌です。
これは、過度のシャンプーや間違った洗髪方法、そして、食生活による影響が大きいです。
もう一つ、すべての人の頭皮に存在する常在菌『マレスチア』が脂性のフケの原因になるといわれています。
皮脂が過剰に分泌されることで、皮脂を栄養にしているマレスチア菌の活動が活性化し、脂肪酸が大量に排出され、トラブルの原因となります。
脂性のフケが出る人は健康な人の1.5~2倍のマレスチアが存在するそうです!!
パラパラと肩にはがれ落ちる乾燥したフケは乾性フケといわれ、このフケの最大の原因は乾燥です!!
乾燥ている地肌はターンオーバーのリズムが早まり、未熟な細胞がごっそりはがれてしまうため、潤いが失われやすい状態になっています。これにより免疫力が低下し、さらに乾燥が進み、フケが出やすい地肌になります。
フケになる原因はご理解いただけたでしょうか?
脂性フケの対策
フケの出る原因がわかったところで、予防や対策はできないの?と思いますよね?
できますよーーー!!!!!
家でできる対策はフケの種類によって異なりますので、ひとつづつ、お伝えしていきたいと思います。
まずは脂性フケの対策からです。
①洗髪方法の見直し
1日に何度も洗う、爪を立ててゴシゴシ洗う、すすぎや素洗いの時間が短い…
など、間違ったシャンプーのやり方で頭皮の皮脂をとりすぎることは、脂性フケの大きな原因になります。
ではどんな風に洗えばいいのか、洗髪方法をお伝えしていきたいと思います。
・38度前後の『ちょっとぬるいかな』と感じる温度で素洗いをしっかりする
熱すぎるお湯は頭皮の乾燥を招いたり、逆に皮脂の過剰分泌につながるのでNGです。
指の腹を髪の間に入れて、軽く動かしながら素洗いをしましょう!髪の毛についた汚れやほこりの8割を取り除くことができます。
・シャンプー剤適量を泡立ててから使う
シャンプー剤は直接地肌に付けずに泡立ててから使うことは、頭皮だけでなく髪にとっても◎です。
頭皮を洗うものですので、頭皮にきちんと泡が届くちょうど良い量を見つけましょう。
・頭皮をマッサージするように洗う
moon southでは2度洗いをオススメしています。
1度目のシャンプーは油分(汚れ)落とし、2度目はマッサージをするように洗っていきます。
爪を立ててゴシゴシするのではなく指の腹を使って揉みあげながら、優しくマッサージをしましょう。
・流し残しがないようにしっかりすすぐ
シャンプーのすすぎ不足によっておこる頭皮トラブルはとても多いです。
シャンプーの成分が地肌に残ると、かぶれや毛穴詰まりを招き、様々なトラブルを引き起こしてしまいます。
シャンプー剤を残らずすすぐには3分~5分かかるといわれています。思った以上にすすぎは念入りに行いましょう!
②刺激の少ないシャンプーを使う
余分な皮脂を取り除くことがシャンプーの目的ですが、洗浄力が強すぎるシャンプーによって皮脂をとりすぎてしまうと、失った皮脂を補おうとさらに皮脂の分泌を促してしまうので、逆効果です。
適度な洗浄力でほどよく皮脂を残しながら洗えるシャンプーが理想的です。
③1日に何度も洗わない
ベタつきが気になってしつこくシャンプーをしてしまうと、結果的に皮脂が大量に分泌されやすい悪循環が生まれます。
1日に何度も洗うのではなく、1回のシャンプーを正しくしっかりするようにしましょう。
④毎日洗う
洗髪が不十分でも皮脂は溜まってしまいますので、頭皮のためには毎日シャンプーをした方が良いです。
⑤脂肪分の多い食事を控える
糖質や脂質の過剰摂取は、皮脂の分泌量と大きく関係しています。
一日一食でもいいので、バランスの良いヘルシーな食事を心がけましょう。
以上が日常で取り入れられる脂性フケの対策です!
乾性フケの対策
①洗髪方法の見直し
正しい洗髪方法は基本的には脂性フケの対策と同じです。
・シャンプー前に充分な素洗いをする
・原液を頭皮に直接つけず、手のひらで泡立ててからつける
・爪ではなく指の腹で丁寧にマッサージするように洗う
・すすぎをしっかり行う(最低2~3分)
これらを意識しながら行ってみてください
②頭皮に優しいシャンプーを使う
脂性フケと同じく脱脂力の強いシャンプーはNGです。
低刺激のものや、保湿力の高いシャンプーがオススメです!
③頭皮を保湿する
乾性フケの原因は頭皮の乾燥なので、頭皮専用のローションなどで保湿ケアをしっかりしましょう。
④バランスのとれた食生活を心がける
バランスのとれた食事をとると、頭皮に充分な栄養が運ばれます。
三食バランスのとれた食事をとることは難しいと思いますので、一食だけでもそういった食事を心がけることが大切です。
毎日しっかりケアすることが予防や対策につながります。
特に大切なのは、日々のシャンプーです!!
頭皮に合った洗い方をすることで、改善していけるので、試してみてくださいね(^▽^)/
詳しいシャンプー方法は、ムーンのスタッフに聞いていただければお教えします。
実際にお店のメニューにあるマッサージシャンプーを試していただくのもおススメです!!
揉み洗いをメインに、隅々までしっかり洗っていくのでとーっても気持ちよくて、終わった後はすっきりしますよ☆
是非一度、体感してみてくださいね!
頭皮について少しは詳しくなっていただけたでしょうか?
フケの他にも様々な頭皮トラブルがありますので、順々にお話ししていきたいと思っています。
では、また。。。
武蔵小杉 美容室 ムーンサウス
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