毛髪と亜鉛は強い関係があると言われています。
美しい髪を維持するのに必要不可欠なのが「亜鉛」というミネラルです。
毛髪の主成分は「ケラチンタンパク質」ですが、亜鉛は摂取したタンパク質をケラチンタンパク質に再構成する働きがあります。
亜鉛が不足すると、髪の毛が成長しない、のびないと言われている理由はここにあります。
日頃の食生活でどんなに良質なタンパク質を摂取していても、亜鉛が不足していたら、毛髪の成長には繋がらなくなります。
また、脱毛原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)を生み出す酵素である5αリラクターゼの抑制にも効果があると言われています。
亜鉛が不足すると、どのような影響があるのでしょうか?
髪の毛は細胞分裂を繰り返し成長し、角化した細胞の集合体です。
毛髪を育てるためには正常な新陳代謝(細胞分裂)を促す必要があるのですが、正常な新陳代謝(細胞分裂)をするためにも亜鉛は欠かせない栄養素とされています。
亜鉛不足が招く毛髪への影響
・抜け毛や白髪の増加
・毛が細く元気がない
・髪の栄養を摂取していても、亜鉛不足により毛髪の成長に繋がらない
また、亜鉛が不足することは毛髪へのダメージだけに限らず、味覚障害、男性生殖機能に影響、精神へ影響、免疫力の低下、代謝に影響を及ぼすとされています。
亜鉛は毛髪だけに限らず、身体にとっても必要な栄養素です。男性に特に必要で、しかも欠乏しやすい栄養素と言われていますが、現代人は一日に必要な亜鉛の摂取量の半分もとれていないと言われています。
1日に必要な亜鉛の摂取量は、成人男性で12mg~15mgと言われています。
亜鉛は体内では作られない栄養素なので、体外から摂取しなければなりません。
しかし、インスタント食品や加工食品の多い現代人の食生活では、1日に必要な亜鉛の摂取量の半分ほどしか摂取できていないと言われています。
ただでさえ不足しがちな亜鉛ですが、ストレスや疲労を感じても消費するため、日頃から食生活で意識的に取り入れていく必要があります。亜鉛を多く含む食べ物は、カキ、あさり、豚レバー、牛もも肉、大豆、納豆、チーズ、そら豆、玄米、とうもろこし、アーモンドなどがあげられます。
1日に必要な摂取量で換算すると
生ガキ・・・6個
豚レバー・・・200g
牛もも肉・・・300g
チーズ・・・200g
となります。
この量を見ると、1日に必要な亜鉛の摂取量を補うことはなかなか難しいわけですが、クエン酸やビタミンCと一緒に亜鉛を摂取すると、体内吸収率をアップしてくれます。
育毛・発毛を行っていく上で亜鉛は必須ともいえる栄養素なので、普段から効果的に取り入れていくことを意識していきましょう。
ただし、亜鉛の取りすぎには副作用があるので、1日の摂取量を超えないよう注意しましょう。
武蔵小杉 美容室 ムーンサウス
044-711-0336
定休日 火曜日