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シリコン?ノンシリコン?

こんにちは。武蔵小杉 美容室ムーンサウスの岡野です。

今回はデザインではなくてケミカルの話。 ここ数年ノンシリコンシャンプーブームが続いていますが「シリコンってどういうの?」と聞かれて答えられる人は少ないと思います。お客様からも「ノンシリコンシャンプーって何?」とよく聞かれます。

一般的に「シリコン」と呼ばれていますが正式には「シリコーン」と表記されます。シリコーンは酸素とケイ素と有機基からなる有機化合物で熱や光に強く柔軟性があり通気性が高いなどさまざまな特徴を持っていて、医療の分野などにも使われるくらい安全性が高い素材です。

 

シリコーン

 

シャンプーやコンディショナーなどのヘアケア製品にも配合される理由としては洗髪やすすぎの際に毛髪どうしの摩擦の軽減をすることツヤやしっとり感のような仕上がりの質感のコントロールする効果があります。

ではなぜシリコーンが髪に良くないとされるようになったか?というと
”髪をコーティングするシリコーンは毛穴に詰まりやすい”
”毛穴に詰まったシリコーンは抜け毛やかゆみの原因になる”
”常に髪がコーティングされた状態にあるためパーマがかかりずらい、カラーが染まりずらい”
といった事が問題視されてきました。
シリコーンは水に流すと水滴になる特性がありますなので毛穴を詰まらせることはあり得ません。
仮に毛穴に詰まったとしても髪は1日0.3~0.5mm伸びるので毛穴につまって抜け毛、かゆみの原因になる事はあり得ません。
パーマガかかりずらい、カラーが染まりずらいというのも多少はあるかもですがほんのわずかです。
シリコーンが髪に良くないっていうのはある意味迷信です。

シリコーンは大きくわけて「鎖状シリコーン」と「環状シリコーン」があります。どちらもシャンプーに使われるメジャーなシリコーンです。
鎖状のシリコーンの特徴
鎖状のシリコーンはその名の通りシリコーンが鎖状になっており、高い皮膜力があるのが特徴です。
成分表記はアモジメチコンやジメチコンと書かれていれば鎖状シリコーンです。分子量の大きさで髪質を変えることが可能で艶を出し、指通りを良くしてくれるのもポイントです。

環状シリコーン
環状になっているシリコーンで皮膜力は低く弱いのが特徴です。成分表記にシクロメチコンなどと書かれていれば環状シリコーンが使用されています。分子量が小さいのでかみに吸着しにくく、使用感が軽くなります。
熱によって揮発しやすく、シャンプーよりもオイルトリートメントントやヘアスプレーなどによく使用されます。

シリコーンが悪いわけではなくシリコーンの種類、使用方法が重要になってくるわけです。ダメージを受けていて引っかかりやすい髪に洗浄力の強い界面活性剤を使うとダメージは進行しちゃいます。
そういう場合はシリコーンも必要になってくるわけです。
また髪を保護するためにはトリートメントにコンディショニング成分としてシリコーンが必要な場合もあります。
シリコーンの種類も重いシリコーン、軽いシリコーンがあるという事もお忘れなく。

シャンプーに使われてる界面活性剤、シリコーンの種類などはMOON-SOUTHには詳しいスタッフがいますのでお気軽に相談下さい。

 

武蔵小杉 美容室 ムーンサウス
TEL 044-711-0336
定休日 火曜日

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